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ゲームジャム高梁に参加してみた。

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こんばんは。お久しぶりです。柊 陸凪です。

私事ではございますが、9月24日から9月26日にかけて行われた、岡山Unity勉強会主催のオンライン(Discord)開催イベント「ゲームジャム高梁2021」に参加したので、その時のレポを記事として残そうと思います。

1.ゲームジャムとはなにか?

ゲームジャム(gamejam)とはハッカソン(hacker+marathon)の一種であり、限られた時間で、与えられたお題に即したゲームを、即席のチーム(個人の場合もあり)で企画・構想から、開発(ア セット作成・プログラミング)からデバッグ・そしてリリースまでを行い、最後は発表を行うというイベントです。
限られた時間ってどのくらいなのかというと、ゲームジャムの種類にもよりますが、大体2日間から1週間が相場のイメージがありますが、ゲームジャム高梁では「企画を除き48時間」という超絶ショートタイムで(言ってしまえばかなり無茶振りな・・・w)開発するという内容でした。

2.どんな人が参加しているのか?

イベントに参加される方は、PGをはじめとするエンジニア・イラストレータやUI/UXデザインを担当されるグラフィッカー・チームの指揮官となるディレクターなど多種多様です。また、ゲーム業界で働いているバリバリの現役エンジニアやグラフィッカーの方、学生さん、そして日曜クリエイターみたいなことをやっている他業種の社会人(言わずもがな僕ですw)といったような方です。エンジニアやグラフィッカーといったクリエイター間の交流やネットワークができること、チーム開発に携われること(これが参加する意義として個人的に高い)など、参加するメリットはかなり高いと思います。

3.まずはペラコン・チーム分け。

ゲームジャム開催前一週間にオープンソースカンファレンス広島にてお題が発表され、それに基づくアイデアコンペとして「ペラコン」が行われました。ペラコンとはペラ紙企画書コンテストの略(間違っていたらごめんなさい)で、ポスターセッションとかに近い感じ?で、1枚のスライドないし紙に企画書を書くというものになります。ちなみに今回のテーマは「高」でした。チーム分けからのゲームの製作期間が48時間であることについては、事前にサイト上で公開されていたため、「ロジックがいかにシンプルであるか」「やりこみ要素があるか」そして、「高」の要素をどう含めるかの3つを満たすような企画を考えては見たのですが、この条件3つを満たすアイデアが全くでず、、、(何個かは思い浮かんだのはありますがどうもしっくり来るのがなかったので)で、当日のチーム分け希望に投票。その際に、wanwanwanさんが投稿していた『孤高の剣聖』のペラコンを見たとき、『これだ!!間違いなく、「ロジックがいかにシンプルであるか」「やりこみ要素があるか」そして、「高」の要素をどう含めるかの3つを満たしている!これは間違いなく面白いゲームに化けるやつだ』と直感で感じ、参加表明を第一希望で提出。無事Acceptされ、孤高の剣聖チームとして参加することになりました。

4.何をやったの?

今回は孤高の剣聖チームのUI/UXデザイナーとして参加しました。というのも、C♯を久しく触っていないから(ここ最近のメインがTypescriptとかJavascriptとかのWeb系言語)PG参加だと足をひっぱるんじゃないか、イラスト枠だと自分の画風と全然違うこと、デザイン入門教室(書籍)で学んだことをいくらか実践してみたかったこと、プロジェクトの早い段階で準備が必要であり、PGとの連携が大切であるため(メニュー画面とかダイアログとか)プログラムを書いたことのある経験を活かしPGへの指示出しも円滑にできるのでチームにも貢献できるのでは?というのがUI/UXデザイナー枠で参加した理由です。
PGが開発環境を整えたタイミングで円滑に作業に移行できるように、作業開始から3.5時間くらいでメニュー画面一式のアセット作り終えれたのは個人的にもよかったかもしれません。今回はAffinity Designer上でざっくりと配置⇒各種パーツを書き出しを繰り返すような内容で制作をすすめていきました。(特に土曜の夕方までがデスマ状態だったなんていえないw[広義のアセット作成作業になるから、直前に追い込むPGと違って結構早い段階で追い込みが来るUI/UX担当……])
途中からは、イラスト担当の方の線画を塗ったり、スプライトのアセットをいくらか制作したりとUI/UXの範疇を超えたようなこともやり始めました。(実は戦闘開始前にでる文言は私が考えてたりしますw)開発メンバーですが、wanwanwanさん(イラスト/メインビジュアル)、ユーホーさん(ディレクター、グラフィックサブ、パーティクル作成)、uyamanさん(PG)、Ken Watanabeさん(PG)、ラジアンさん(PG)、ジョパンニさん(PG)、私(UI/UX,サブグラフィック)の7人で開発しました。技術面ではUnityのタイムライン(かのFlashみたいな機能らしい)を用いた2Dゲームとなっています。

5.受賞そして、開発継続へ

そんなこんなあって、チームメイトの御尽力もあり、方谷賞なる賞を受賞することができました。実は授賞式の裏では細かいバグ修正などをしていました。授賞式が終わってバグ修正版がリリースしたあとも、Discordサーバーでの通話は続き、他のチームが解散してもなお、うちのチームだけはワイワイと開発継続、スコアアタックで盛り上がっていました。(開発者でも師範止まり、その上の段位までたどり着いたものはいないらしい?ちなみに中の人はハイスコア10607の五段でした。ちなみにこのゲームは、段位が上がるにつれて判定がシビアになっていきます。もちろん初見殺しもあります。)
そんなこんなで、ゲームジャム終了後も機能追加を含めたアップデート(SNS連携やIRなどを予定?)、そしてさらなる完成度を目指し開発継続となりました。いい話。

6.さいごに

今回はゲームジャム、ハッカソンともに初参加でしたが、参加によって、かけがえのないもの(クリエイター間での交流)やお話する機会、チーム開発での経験と言ったものを得ることができました。今後このような機会があれば、時間を見つけて参加していきたいところです。今回スタッフとして参加されていた方、そしてチームメイトの方、他チームでゲームジャムに参加している方、今思い出してみても、非常に充実したすごく楽しい2日間でした。この場を借りて御礼申し上げます。今回はオンラインでしたが、今後リアル開催が復活したときにはその時はお手柔らかにお願いしますね。
ゲームジャム高梁2021の動画はYoutubeにもあがっているので、こちらも確認してくださいね。
ちなみに作成したゲーム、孤高の剣聖はこちらからプレイできます。

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