道ではなく(どう)。
というわけで北海道に行ってきた。新婚旅行です(実は昨年8月に入籍していました。)
人生で初めて飛行機に乗ったので、その搭乗レポート及び乗車レポートも含めて旅行記を書こうと思います。
※今回は旅程編になります。行ってみた編はその2へ。
1.交通手段・方面について
さて、北海道に行くにあたり、どのように北海道まで行くか、北海道内をどう動くかの交通手段を考える必要がある。
大きく分けて次のパターンが想定される。
北海道までの交通手段
・高速+フェリー(舞鶴〜小樽)、道内マイカー
利点:公共交通がない場所への移動が容易。慣れた車で移動でき、レンタカー費用などが発生しない点。
欠点:舞鶴〜小樽の移動がまる一日単位になる。舞鶴まで車での移動時間(高速道路.etc)が発生するため、道内移動に充てられる時間が減少する。
・新幹線(道まで)、道内レンタカー
利点:航空機特有の手荷物検査がない。(飛行機に乗るまでにかかる時間を無視できるので、場合によっては新幹線のほうが早い場合があるかも)移動先が公共交通機関に縛られない。
欠点:レンタカーを複数日借りるためレンタカー代の費用が数万円発生する。場合によっては在来線移動より高くなるかも・・・?航空機を使うよりかは遅い。
・新幹線(道まで)、道内在来線
利点:駅メモに専念できる。(乗りつぶしが加速する)
JR北海道内は、フリーパス利用で7日間2.8万円/人で利用できる切符が利用できる。
天候によるダメージが多分一番低い?(欠航・運休など)
欠点:道までの移動が航空機利用より遅い。
・航空機(道まで)、道内レンタカー
利点:最速で移動し、かつ道内の移動が公共交通に縛られない。
欠点:飛行機のピンチケが買えなかった場合最も高額になる可能性が高いルート。手荷物検査時間を考慮した旅程を組む必要が多く、飛行場での足止め時間が比較的長い。
・航空機(道まで)、道内在来線
利点:道までの移動時間が短い、運転をしなくていいので楽。道内JRはフリーパスで移動可。
欠点:手荷物検査時間を考慮する必要あり(飛行場・空港での足止め時間を考慮する必要がある)。飛行機のピンチケが買えない場合は高額になる可能性大。
※究極の手段として丘珠空港を起点に道内も航空機というルートもあるが、予算的な面もあるため、今回は候補から外すものとした。
※北海道内のバスは観光地でも本数が少ない路線があったりするため、比較的時間的な読み幅が難しい。
どちらかのルートを新幹線にしようかと思っていたが、新幹線移動6時間はこらえてくれと嫁に言われたのでそこは妥協して航空機+道内JRルートにした。
2.交通機関の予約を行う
今回は、道南+道央は札幌あたりのみを中心に回るルートとすること、飛行機に当方が乗っておらず、飛行機が揺れて酔うかもしれない(片耳の感音難聴への影響はないが、三半規管がよわいので、ガッツリ酔うかもしれない)ため、搭乗時間が短いRJOO〜RJCH発着の航空機を予約することとした。
それだけではなく、飛行機の機材は重要である。飛行機はかなり乗っているときにうるさいと聞いたが、特に初めて飛行機に乗る私に取っては機内からのエンジン音のうるささの想像ができない。
そこで、Youtubeの航空系動画(航空系YouTuberの機材レビューやエンジンスプールアップ動画)を参考にしつつ、RJOO~RJCH発着便で使われている機材でかつ、音が静かであろうエンジンを搭載している機材が何かを調べた。
結果、就航路線のうち、全日本空輸が使用しているA321に搭載されているPW1100G(ギアードターボファン)が静かそうであったため、その機材を狙うことにした。
それを踏まえて、実際に航空機の予約を行う。
ちなみに、航空機の予約は早ければ早いほどよい。なぜなら安いチケット、いわゆるピンチケが普通席には用意されている(全日本空輸の場合はSUPER VALUEなる名称で、最も安くなるのが75日前からのものである※予約変更などができないのが欠点ではある。)ちなみに、このピンチケが用意されているのは普通席のみである。繰り返す。予約が安くなるのは普通席のみである。価格的には新幹線のハザ指定席乗り継ぎ(新大阪〜新函館北斗)よりも航空機代安い。とんでもないピンチケであるのは間違いない。
つまり予約時点で普通席が全て埋まっていてプレミアムクラス(ビジネスクラスにあたるものらしい。)しか空きがない場合はこのピンチケが使えないということになる。
私が航空機に乗るときの予約状況であるが、往路は普通席の空きがあったが、復路はあらんことか3ヶ月前で普通席の座席が全滅(空きなし)となっていた。しかも、これ、金曜日である。平日である。一日1往復の便とはいえど、ちょうど大阪万博の開催時期と重なったということもあるが、非常に高い需要が伺われる。(予約時は、何かのツアーか修学旅行かと思っていたが、実際はそうではなく、普通に埋まっていたようであった※帰りの便は、実際満員御礼状態であった。)
このままでは、航空機を使って帰られなくなる(当該便が一日一往復しかない)ため、復路は仕方無しにプレミアムクラスをご利用となってしまった。新婚旅行だしここは割り切ることとなった。結果として、往路普通席、復路プレミアムクラスとなり、機材変更などがなければ、いわゆる、「座席の乗り比べ」というやつができることとなってしまった。値段を見たらG車(新大阪〜東京)とグランクラス(東京〜新函館北斗)乗り継ぎよりも高くてすっ転げた。ただし、このプレミアムクラス、調べたところ機内食なるものが提供されるらしい。機内食代(弁当代)を考慮するとおおよそトントンとなるかならないか?といったようなかなり強気な値段設定である。予約時はプレミアムクラスはグリーン車にあたるものと思っていたが、実はそれ以上だったというのはその2に示す搭乗レポートに記載しようと思う。
道内のJRの移動については、特急券&乗車券を個別に買う方法とトクトクきっぷを活用する方法が挙げられる。JR北海道は、北海道フリーパスなる周遊きっぷを用意している。JR四国の四国フリーきっぷ(自由席用)/グリーン紀行やバースデイきっぷに近い切符であるが、利用期間が7日間であること、普通車指定席を6回まで発券可能(指定席を発券しない場合、全席指定席特急列車は座席未指定券扱いで乗車できること)が異なる点である。しかもこの切符、えきネット経由で買うと1000円安くなるという切符でもある。今回は5日間の旅程であるが、途中下車が多いことや、旅程の自由度を上げる点、旅程の移動距離からして確実に元がとれる点から北海道フリーパスを採用することとした。
3.宿を予約する
交通手段が決まったら、宿を予約しよう。
旅程としては、5月連休前かつ3月末〜4月頭の卒業旅行シーズンを避けた4月中旬に設定した。このシーズンは旅行者が少なく、宿も安く、行きたい観光地もそれなりにゆっくり見られると考えたからである(前者は狙い通りだったが、後者は一部観光地でその幻想が崩れ落ちることとなる)
温泉宿を狙って予約をしていくが、やはりオフシーズン、価格がなかなかに良心的であったのが救いである。(想像していたより安かったのと、超オーバーツーリズムとなっている場所の宿を避けたというのもあるが……)
書いててめちゃくちゃ長くなりそうなので、行ってみた編はその2に書いていこうと思う。