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ポケモンGOのリモートレイドがもたらしたもの(Pokemon Advent Calendar 2020 14日目)

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 こんにちは。柊 陸凪です。記念すべきワープレブログでの初記事がこれになるとは、、、

というわけで、今回はPokemon Advent Calender2020の14日目ということで、タイトルにあるような記事を寄稿しようと思う。

Pokémon GOとは何か。

 Pokémon GOといえば、ナイアンティックとポケモンが共同開発したゲームアプリである。ナイアンティックはそう、Ingressという現実世界をベースとした世界規模の陣取りゲームを開発させた会社である。僕自身、Ingressのエージェント(青陣営のLv10)であるが、このゲームはとにかく外を歩き回らないとレベルが上がらないどころか、拠点となる場所(ポータル)にいかないと攻撃アイテムすら入手できないというものである。要はめちゃくちゃ歩かされるゲームである。その会社が開発に絡んでいるだけあって、やはりポケモンGOもめちゃくちゃ歩くことを前提として作られている。
 Pokémon GOとIngressの違いは、Ingressでは、拠点が一律ポータルとなっているのに対し、ポケモンGOではジムもしくはポケストップとなっている。ジムは、Ingressでいうところのポータルのイメージにほぼ近く、ある陣営がポケモンをジムに置き、別陣営のプレイヤーが、その陣営のポケモンに対し、手持ちのポケモンでバトル(攻撃を行う)ものとなっている。また、フォトンディスクを回すことで、アイテムを入手できる。Ingressのエージェントの方に対して説明するなら、ポケモンはレゾであってXMPバスターのようなものであると説明すればわかりやすいだろう。
 一方、ポケストップはというと、アイテムの入手とポケモンの入手、進化等に特化した場所となっている。こちらは攻防はできないが、モジュールを設置することで、特定のポケモンに進化させたり、ポケモンの出現を一定時間増やすことができる。モジュールはIngressでいうところのポータルフリッカーに近いかもしれない。

レイドバトルとはなにか。

リモートレイドバトルについて説明する前に、レイドバトルについて説明しよう。レイドバトルとは、ジムにおいて一定確率で発生するイベントであり、ジムにボスポケモンが現れ、それを複数人(もしくは一人)で倒し、時間内に倒し切れれば、そのポケモンをゲットする権利を得る(ゲットできるとはいっていない)ものである。難易度は☆1~☆5まであり、高難易度になればなるほど、複数人の協力がないと倒せきれないようなものとなっている。その中でも☆5のレイドバトルについては、伝説(準伝含む)となっている。また、メガシンカが実装された際には新たにメガレイドバトルが追加された。メガレイドバトルも同様に☆5レイドバトルに準ずる難易度となっている。このようにメガシンカや伝説については、一定数の需要があり、レイドバトルが開催されるとなると、複数人がジムに集結することになるのはいうまでもない。

コロナ禍、そしてレイドバトルはリモートの世界へ

 時は2020年、新型コロナウィルスの感染拡大をうけ、ナイアンティックは自宅からもリアルワールドゲームを楽しめる環境と整えるためにという記事の中で、自宅に居ながらも他のプレイヤーと共にレイドバトルに参加出来るようになる仕組みを検討というブログ記事を2020年3月30日にリリースした。そして同年4月にリモートレイドバトルの発表があった。これはどのようなものかといえば、リモートレイドパス(ゲーム内通貨のポケコイン[ジム防衛の時間に応じて一日最大50コインまで入手可能or課金で入手可能]により購入または、ギフト配布)により、画面内に表示されているジムのレイドバトルに参加出来るようになった。これにより、家に居ながら人数が必要になるレイドバトルへと参加が可能となった。しかし、これは序の口であった。

リモートレイドバトルにフレンド招待機能が実装される

 ITMediaの記事であるが、2020年7月、レイドバトルにフレンド招待昨日が実装された。これにより、ある地点のレイドバトルに現地もしくは、近くからのリモートバトルで参加しているプレイヤーが、フレンドとなっているプレイヤーを前者が参加しているレイドバトルに招待することができるようになった。招待する側のプレイヤーが招待したいフレンドに対して招待リンクを送ることによって、リモートにより招待されたフレンドはレイドバトルに参加することができるようになった。このとき、招待された側のプレイヤーについては、レイドバトルに参加する上で、リモートレイドパスを持っている(消費する)必要がある。
 この昨日の凄いところは、招待する側とされる側はフレンドであれば距離的に幾ら離れていても問題ないところである。フレンドに海外プレイヤーがいる場合に、海外プレイヤーからレイドバトルへの招待を受けると、海外のジムでレイドバトルを行う事が可能となる。つまりは、地域限定ポケモンのレイドバトルがあった際に、海外プレイヤーからの招待があれば、その地域限定ポケモンを外国に行かなくてもゲットする可能性が生ずるということになる。地域限定ポケモンの例としては、「UMA」「ナゲキ・ダゲキ」「三猿」などがあてはまる。そのなかでも「UMA」は伝説枠であるため、レイドバトルの対象となる。特に2020年の11月に行われた「UMA」復刻の際には、海外フレンドからのリモートレイドの招待により地域限定の「アグノムとエムリット」を入手できるといったことが起こり得た。実際、私自身、海外のフレンドからの招待を受け、エムリットのレイドバトルに参加した。
エムリットについては、ヨーロッパ、中東、アフリカ、インドでのみ出現するものである。小生も、海外のフレンドプレイヤーにユクシーレイドバトルの招待を送りまくっていた。

remote raid
エムリットのリモートレイドバトル。ジム名が全く読めない。

総括

 リモートレイドバトルはPokémon GOのレイドバトルについて、新たな可能性を与えてくれた。従来ではジムに集結し、一斉にレイドバトルを行っていたが、そうでなくてもレイドバトルへ招待されれば参加が可能となった。特に、プレイヤー人口が少ないエリアにおいては、参加者を募ることができるため、難易度が高いレイドバトルへの参加も容易になった。また、海外プレイヤーがフレンドにいれば、海を越えて、その地域でしか出現しないようなポケモンのを国内で入手できるようなきっかけを与えてくれた。
 PokémonGOは、第六世代が先日実装され、進化を常に続けている。今後の展開や展望について一プレイヤーとして見守りつつも、コンテンツを楽しんでいきたいと思う。

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