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道にいってきた(その2)

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その1からの続き。(連番はその1から続けているのでよろしくてよ。)

4.オタク、飛行機に乗る

というわけでここからがいよいよ旅行本編である。

まずは空港に行こう。手堅く新幹線と地下鉄、モノレールを乗り継いで向かう。

初めての航空機搭乗である。乗車ではなく搭乗というところが航空機感がでていてよい。

初めての航空機であり、何が起こるかわからないため、航空機の搭乗時間より2時間程度余裕を持って空港へと向かうことにした。チェックインはオンラインで済ませ、手荷物をまずは預けよう。

最初にびっくりしたのが、なんと航空機のきっぷ(厳密には搭乗券というらしい)、フルチケットレス化されていて、スマートフォンに降ってくるのである。自動券売機とかで出てくる紙切符は一切ないのである。iOSの場合はApple Walletに自動的に保存されるので、改札を通ったり手荷物を預けたりするときは、スマフォに表示されたQRコードを改札機にかざすような形になっている。JRのチケットレスでもチケットレス化されているのはICカード乗車券、一部は近距離券のクレジットカードタッチ決済乗車、特急券or座席指定券のチケットレス程度であり、長距離系のものでフルチケットレスというのはじつはあまりなかったりする。さすがは国際的に進んでいるトレンドであるフルチケットレス、キャッシュレスの最先端を行く航空業界を感じたものである。RJOOでは、手荷物は洗濯機のような格好をした手荷物自動預け機によりより預けるものであるが、この預け機でもスマフォで搭乗券を表示し、スキャナにピッと読み込ませることで搭乗券を認証させ、搭乗券に紐づいたバーコードタグを発行、それを預け荷物取っ手に貼り付けて手荷物を預ける代物である。(貼り付けたバーコードを読み取り、手荷物を割り振ってくれるらしい)

ちなみに、飛行機の荷物は、何でも持ち込めるわけではない。国内線の場合、機内持ち込みのレギュレーションは国際線と比べて緩いが、刃物系(爪切りとかはやガス系は持ち込めなかったりするので注意が必要である。(このあたりは陸路でしか旅行したことがない界隈において注意すべき事項である)

ここである重大なことに気がついてしまう。航空機の時間に相当余裕を持ってきたのはいいが、新幹線の乗継便がかなり接続が良く、東京駅まで岡山駅から乗ってきた新幹線に乗り、そのまま新函館北斗行きのはやぶさに乗り継いだほうが30分程度早くつくことが時刻表を見て判明してしまったのだ。これには個人的にかなり凹んでしまった。下調べの詰めが緩かったのだろう。

ジェット燃料タンクローリー

空港名物ジェット燃料を運ぶタンクローリー、このようなものを近くで見られるのはかなり大きい(ナンバープレートは公道を走らないからついていないっぽい?)

というわけで搭乗。

登場した機材はJA149A Airbus A321のNEOである。最新機材である。

普通席はかなり混雑していたので、座席の写真をとれていないが、次のような感じであった。

①各席に個人用&USB充電器モニタ装備

②テーブルは背面テーブル

③コンセントはどこにあるかどうかわからなかった。

④座席の広さは新幹線の普通席よりも更にシートピッチが狭い。感覚としては高速バスに近い

といった感じである。

座席の間隔も狭いため、前の座席の下にそこそこ大きめな持ち込み荷物も置くこともできるものであった。

ちなみに個人用モニタは、離着陸のときも含めて操作が可能である(アナウンス中を除く)。もちろん飛行情報の位置情報だけでなく機外カメラもついているため評価点が高い。そのため、プッシュバックの動きやタキシング、離陸・着陸の前面展望を楽しむことができる。

ちなみにこの個人モニタ、なかなか優秀で、高度などの情報と機外カメラを同時に表示などの芸当ができる。

機外モニタで前面展望を楽しんでいたが、雲の上を飛行中のため、位置情報ビューがないとどこ飛んでいるかもわからなくてアレであった。(写真は映り込みが結構激しかったので、Upは割愛)

函館空港ソラリー

そうこうしていて到着である。今ではかなりレアになったソラリーが函館空港ではお出迎えしてくれる。機内はかなり揺れたが、それもそのはず、この日の函館、暴風雨で傘もさせるかどうか怪しい程度の嵐であった。復路ではプレミアムクラスに乗ることになるが、両方を乗ってみての感想は、とにかく座席のグレードが両極端すぎるので、プレミアムと普通席の中間のクラスの座席があった方がよいのでは?という結論に至った。これについては後述しよう。

5.初日の観光

初日は函館であるが、嵐のような天気では観光もまともにできないので、発送を行う土産の購入をおこなうことにした。函館には海鮮系の市場として、函館朝市とはこだて自由市場の2つがある。前者は完全に観光特化、後者は地元民もくるような市場である。もちろん安くて良いものを狙うのであれば間違いなく後者に行くべきである。ちなみに8がつく日が特売日であり、地元民は基本的にその日に買い物に来るとのことである。市場の店の人からも聞いた話だ。ちなみにここの市場、季節によって価格が変動するとはいえ、タラの塊が1200円で売られていたりする。少なくとも岡山では買えないような価格設定である。(市場の中の食事処は観光地価格になっているところもあるので注意が必要)

そして函館には函館市電なるめちゃくちゃ距離の長い路面電車が走っている。電車でGO旅情編やTram City Hakodateをプレイしたことのある界隈であれば、ご存知であろう。

函館市電

8000系である。Tram City Hakodateにもでてくる例の車両である。

これに乗って本日の宿のある湯の川温泉に向かう。(ここの温泉地、何がアレって空港からめちゃくちゃ近いので、超至近距離を飛行機が飛んでいくところを宿の客席から見られるのである)

温泉むすめグッズ回収に行こう

夫婦揃ってオタクであるので、オタク趣味に対する理解が妻にもある。というわけで温泉むすめのグッズ回収に、宿に行く前にイチマスに行くことにする。

湯の川温泉駅を降りてすぐの場所にある。非常に良心的である。

ここでは、缶バッジと手ぬぐいを入手することとなった。

6.2日目の観光

2日目は洞爺湖・登別方面へと向かった。

というわけで函館駅に向かう。ようこそ函館へ。のしつこいくらいの看板を横に写真に映っているキハ261(北斗3号)に乗って移動かなと思ってた矢先……

わい「?、なんかおる。なんだあの回送列車は」

わい「あれは、、、かなりやばいやつでは?寝ぼけてるのか?(目を擦る)」

やっぱり黄金に輝く電車がいる

わい「E001四季島だぁあああああああああああああ(発狂)」

 

なんとクルーズトレイン四季島が道内に乗り入れてくる曜日であったとのこと。

実は駅にいた四季島のクルーの方に教えてもらいました。感謝。

間近で見ると圧がヤバい。ちなみにこの電車?列車のすごいところは、電化非電化問わず理論上走れるところだったりする(交直流電車+複電圧交流対応+ディーゼルエレクトリックつきというトンデモ車両なのだ!!)

車両の側面についている保安装置の表記だが、保安装置何個ついとんねんと突っ込みたくなるほどついてる。最強っぷりを感じることがここからも可能。

回送出発前の四季島。もうこれだけでめちゃくちゃかっこいい。お腹いっぱいである。

というわけで、今年全ての運を使い果たしたような感じがしたのは言うまでもない。

火山の街洞爺湖へ行こう

洞爺駅からバスで有珠山の麓、洞爺湖及び昭和新山方面へと向かう。

そして、二日目の準メインディッシュ、昭和新山に関する資料がある資料館(三松正夫記念館)へ。

ついたのはいいが……

ん????

閉まってる??????

そう、なんとシャッターが降りているではないか!!!

観光協会の当時のWebページやGogoleMapを見ても営業中になっていたのになぜか閉まっている。

「これって閉館してないよな?」

ということで、近くにあった土産屋の人に聞いてみると、「最近は、修学旅行生などが来たときしか開いてないですよ。問い合わせなどを事前にしないと見られない」という貴重な情報が。。。

早速携帯で観光協会にWebページの情報が古いことを連絡し、ページの更新を依頼。

現在は、「定休日:不定休(事前に要問合せ)」に無事更新されており、ひとまずはというところ……

資料見たかったなという思いを背に昭和新山をあとにしようとしたが、バスまで時間があったので麓で写真を撮影。(海外旅行客がとにかく多い。これがオーバーツーリズムか……)

そしてバスに乗り、洞爺湖温泉方面へ向かうことに。

お昼時なので、レストランの望羊蹄へ。いつもどおりSwarmにチェックインをしようとしたら、やけにSwarmのオタク界隈の訪問履歴が多いことが発覚。

そして店内、なんか初めて来た店の割に謎の既視感がある。そしてなぜか祭壇っぽいものがある。

それもそのはず、ここのレストラン、2014年に放送されたアニメ、天体のメソッドの聖地だったのだ!!(意図していなかった聖地巡礼とはこういうことか!!)

しかもFediverseのフォロワーから、店員に尋ねればクリアファイルがもらえるとの情報を。

アニメ自体も結構古く、聖地巡礼している方も多く訪れているため、クリアファイルも残り少ないかなと思いつつ、ダメ元で頼んでみたところ。

 

なんと

 

 

ありました

 

 

ありがとうございます。

 

 

というわけでクリアファイルをゲット。

(集合絵のやつにしました。)

円盤歓迎。

ちなみにこれ、観光協会にあります。

アニメツーリズム協会からも表彰されている洞爺湖町すごいわ……(なお岡山……

火山について学ぼう

ということで、洞爺湖町火山科学館へ。

実際に噴火の被害を受けた自動車の展示や、有珠山噴火や火山性地震の特徴、2000年に発生した噴火について学ぶことができる。最後の噴火からもう少しで30年が経過する。そろそろ次の噴火が来るかといった時期に差し掛かりつつあるとのことである。ちなみに町内に旧国道230号の遺構などもあるが、時間の関係から割愛することとした。

そして2日めの宿のある、登別温泉へ

2日目の宿の感想「飯がめちゃくちゃうまい。特に米」

あれを超えるレベルの米はなかなかない。明らかに今まで食べてきた米と何かが違っていた。

ちなみに登別駅の近くにキテルグマのポケフタがおいてあるので忘れずに。

 

7.3日目の観光

3日目は恵庭の牧場、札幌市内を中心に回ることとした。

電車に乗ろう

というわけで、今回の旅初めての電車に乗車する。

そしてきたのは、まさかの785系である。(確か2025年4月時点で2編成だけしかなかったような……

またここでも運を使ってしまうことになる。おそらく785系に乗車するのも最初で最後となるだろう。(しかもNE501編成とかいうトップナンバーという。)

酪農体験

恵庭にある酪農体験を行っている某牧場を訪問。これがなかなかな内容であった。

①仔牛へのえさやり

②仔牛への授乳

③乳搾り

④バターづくり

の4つである。

①仔牛へのえさやり。

牧草を仔牛に与えよう。

ということで牧草を牛の口元に持っていって牧草を食べさせる体験である。

眼の前に持ってくとすごい勢いで食べる。結構早い。

あと牛によって空腹かそうでないかの差があり、空腹の牛はものすごい勢いで餌を欲しがるので優先的に与えよう。

②仔牛への授乳

生まれて数ヶ月の仔牛へ授乳を行う体験である。牛用の哺乳瓶(かなりでかい)を用いて行う。

とにかく吸い付きがすごいのでコツを要求される。一番体験の中で難しかったかもしれない。

③乳搾り

手をアルコール消毒し、母牛から搾乳しよう。これがそこそこの力とコツがいる。ちなみに体験に選ばれた母牛は御年5歳。年齢で言うと50歳くらいに値するとのこと。

ポケセンへ

札幌市内に向かい、ポケモンセンターへ。札幌にももちろんポケモンセンターが鎮座している。

北海道のご当地ポケモンはロコンなので、アローラロコンの像、そしてニャオハの像が出迎えてくれる。

クラーク博士のアレ

北海道といえばクラーク博士らしい。というわけで北海道大学の中にある総合博物館に向かう。

羊ケ丘展望台の資料館と同じような内容の展示がされているが、こちらは入館料無料である。しかも、大学関係者以外にも公開しているところがすごいところである。ちなみにクラーク博士関係以外にも、北海道大学が行っている現在の研究テーマの紹介などもある。一度は行っておいてもいいかなと思うような場所である。

夜は小樽へ。屋台街に来たがこれがなかなかエモかった。(雨だったので余計映えたという)

ここで携帯の充電ケーブルが断線して急遽ドンキに駆け込むことになったのはいうまでもなかろう(結果としてそこにあったJR北海道ヘッドマークガチャを回していまうという)

8.4日目の観光

4日目も3日目と同様札幌市内へ

札幌市交通資料館へ行く

つい最近リニューアルをしたという札幌市交通資料館へ向かう。

ちなみに、交通資料館は冬季は長期の休館となるので注意が必要である。

なんとここの資料館も入館料が無料である。

札幌市営地下鉄、札幌市路面電車などに関する展示が行われている。乗り物が好きであればぜひ訪れたい場所である。

札幌市営地下鉄といえば「ゴムタイヤ」である。普通の地下鉄は鉄道車輪による地下鉄であるが、札幌の地下鉄はゴムタイヤ輪である。どちらかというと20m級の新交通システムみたいな何かが地下を走っている(一部地上を走っている)というイメージである。

ゴムタイヤ地下鉄は、登坂性能に優れており、乗り心地がゴムタイヤであることから独特であるという特徴をもつ。もちろんかなり特殊であるため、車両の互換性がないという点や、定期的にタイヤ交換を行うという特徴をもっていることが挙げられる。

個人的な展示のおすすめ

最後に駅名標マグネットのガチャを回した。一回200円〜300円で回すことができる。

羊ケ丘展望台へ行く

例のクラーク像の全体像があるという羊ケ丘展望台へ。

ここは少し期待外れだった感しかなかった。まずは驚きの入園料である。1000円である。かなり強気な入園料である。そしてあるものは……

  • クラーク像がおいてあり市内を一望できる開けた広場
  • お土産ショップ
  • 雪まつりの資料館
  • クラーク記念館

である

クラーク記念館の展示内容は北大の総合博物館とほぼ同じような構成、雪まつり資料館は雪像模型といったような感じであり、正直微妙……な印象を受けてしまった。この内容で入場料1000円は間違いなく高い、いや高すぎる。600円くらいだったらまだしも……と思うような内容であった。

ラーメンを食べる

札幌の安くてうまいラーメンを食べるため、Fediverseのフォロワーさんに店を聞いてみて行くことにした。

なんと600円である。安い。味玉をつけても750円である。

街をあるく

というわけで最後はまちあるきである。札幌のテレビ塔であるが、見ての通り、信号機が縦向きである。この時点で豪雪地帯であることを無言で物語っているところがさすが道である。

9.5日目の観光

最終日は8のつく日であったため、市場で生鮮食品を購入し、自宅に輸送の後、初日に回れなかった五稜郭に行くこととした。

五稜郭タワーからの眺望であるが、桜が咲くちょっと前だったので、若干蕾で色づいているように見える。

10.お家に帰ろう

というわけで帰りの飛行機である。

そう、プレミアムクラスである。

まず最初の感想であるが、席がめちゃくちゃ広い

ということである。窓2つ分を一列で占拠しているような状況であった。つまり座席間のピッチは2席分あることになる。シートピッチについては、2列席となるため十分広い。グリーン車の座席よりも更に広い印象を受けた。そのためそこそこ大きい荷物は網棚に上げるよう客室乗務員より指示がある。

テーブルと個人用モニタはインアームテーブルに格納されている。そして、座席間にコンセントがある。このあたりはJRのグリーン車に近い印象を受けた。個人用モニタについては、シート裏でないため、離着陸時には使用できないことが普通席と違うところである。また、電動リクライニングと電動フットレスト、電動レッグレストが完備されておりこの時点でグリーン車を超えたなと思った。更に凄いのが、上空で機内食(温かい味噌汁付き)が提供されるということである。

機内食は普通に美味い。今回利用した便が正午過ぎ発の便であったため、機内食による昼食の提供は地味にありがたい。弁当箱のサイズとしては駅弁よりも少し小さいサイズ。どちらかというと空で食べる弁当のようなものであったため、空弁といっても差し支えないような印象であった。

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